Profile

---

豊口　健 プロフィール

　ジャズピアニスト。
　1960年、札幌生まれ。中学時代よりギターを弾きはじめ、フォークシンガーにあこがれる。
　高校在学中よりモダンジャズの虜となり、独学でジャズピアノをはじめる。卒業後「びーどろ」「デイバイデイ」「スピークロウ」など市内のライヴハウスに出演を重ね、1982年、8号倉庫、教育文化会館小ホールなどで自己のコンサートを催す。
　23歳でホテルアルファ「プレイボーイクラブ札幌」のハウスピアニストとなり、米西海岸・ハワイからの様々なタイプの歌手の伴奏を長く勤め、歌心を学んだ。 ポップシンガーから、Dee Bell、Madeline Eastmanなど本格ジャズボーカリストまで共演。 またクラブ主催の数々の一流アーティストのショウでの共演は、デューク・エイセス、雪村いずみ、鈴木章二、谷啓、水森亜土から、Mr.マリックまで、ジャンルを問わず数知れない。
　ホテルアルファ札幌での演奏は15年に及び、その間幅広いジャンルのスタンダードソングを研究しつづけ、「1001」のあだ名もつく。
　1999年、ジョン・ヒックスと黒岩静枝の日本ツアーで、カーティス・ランディ、ボビー・ワトソン、イドリス・ムハマッドと共演。 向井滋春4でライブ。日本を代表するボーカリストチャリート、酒井俊と共演。
　2000年、浜田均・大坂昌彦らと「お寺で聴くジャズ2000」北海道ツアーに参加。また、ベーシスト加藤真一との9年目になる「Duo Live」をはたし、その共演は現在も続いている。
　2002年、日本ジャズ界の大御所ベーシスト水橋孝とデュオライブ。　金子晴美の北海道ツアーで伴奏をつとめ、その後毎年ライブを企画し共演。日本を代表するビブラフォン奏者 浜田均「The Trio」でライブ。
　2002年より、様々な作曲家やジャンルの音楽にテーマを定め、ジャズアレンジ(即興)のソロピアノで演奏する「豊口健ピアノマジック」のライブを行う(〜vol.30)。
　2003年、世界的トランペッター タイガー大越とデュオライブ。
　2004年、土岐英史（サックス）坂井紅介（ベース）と道内2ヶ所ライブ。渡辺淳一文学館で豊口健ピアノマジックコンサート（K2プロジェクト）。秋、ジャズドラムの神様エド・シグペンと共演。
　2005年、渡辺淳一文学館で豊口健ピアノマジックコンサート（K2プロジェクト）
　2006年、日本を代表するジャズシンガー中本マリ+豊口健トリオ2Days。10月パトスホールで豊口健ピアノマジックコンサート（ゲスト：山本敏嗣）
　2007年10月、ルーテルホールで豊口健ピアノマジックコンサート（ゲスト：加藤真一)
　2007〜08年、富士メガネのCM出演(オリジナル曲 Snow White〜Dream Dancing 演奏)。
　2008年、山岡未樹(ボーカル)、チコ本田(ボーカル)とライブ。
　2008年10月、サンピアザ劇場で豊口健ピアノマジックコンサート（カルテット＜後藤新一Ds＋柳真也B＋小松優子Fl＞＋ゲスト：小笠原千秋Vo）。旧映画館でのコンサートに、映画ナレーションとジャズ演奏の新たなコラボを試み、好評を博す。
　2009年10月、桑名正博(g,vo)と共演(cf/セクシャルバイオレットNo.1)。
　2009年10月、ルケレス南円山ミュージアムホールで豊口健ピアノマジックコンサート（ゲスト：嵯峨治彦）、敬愛する忌野清志郎からモンゴルの伝統曲まで幅広い音楽性を自然に演奏し、メディアにも紹介され注目される。
　2010年7月、グレイトなボーカリスト、ビリー・キング（vo）とSapporoCity Jazzホワイトドームテントに出演。
  2010年10月、えぽあホールで豊口健ピアノマジックコンサート。オリジナル曲と自己のライフワークと位置付けるジョージ・ガーシュインのフォークオペラ「ポーギーとベス」をジャズアレンジで14曲演奏し、積年の望みをひとまず成し遂げた(トリオ/飯田雅春B＋舘山健二Ds＋Tp 中嶋和哉+Vln 杉田知子+Vo 倉田美千代)。
　2019年10月、加奈芳太郎(ex古井戸、フォーク)の50周年コンサートに出演(共済ホール)。

　2020年コロナ禍の中、ハーフノートゆかりのメンバー「Half Note Artists Collective(15名)」でアルバム「We'll Be Together Again」を制作。2021年秋には、同メンバーで札幌コンサートホールKitara小ホールでハーフノート20周年コンサートを行う。いずれも、その総合プロデューサーとアレンジャー(編曲)をつとめる。

　幅広いスタンダードナンバーの理解とヴォーカルにも造詣が深く、歌手からも絶大な信頼を得ている。黒岩静枝、宮田あやこ、エスミーなど札幌が世界に誇るアーティストとの共演は長い。
　また、ビリーキング、加奈崎芳太郎、大塚まさじ（フォーク）、河辺晃吉（ケーナ、インド音楽）、新田弘志･昌弘（津軽三味線）、嵯峨治彦（馬頭琴）とのジョイントなど、広く手腕を発揮してきた。
　また近年はアコーディオンも演奏し、ミュゼットやタンゴの研究もしている。嶋保子(シャンソン)のコンサートにも毎年出演、自己の月一回のライブもおこなっている。

　現在の主な出演先は、ハーフノート(毎日出演)、ソングバードなど。ジャンル・楽器にこだわらず札幌のすばらしいミュージシャンとのコラボレーションを自ら多数企画し、自己のライブ共々積極的に行っている。

　ムーヴ音楽院ジャズ科主任講師を7年務めた。ジャズヴォーカルにも造詣が深くピアノのみならずジャズヴォーカルのトレーニング、ジャズ理論講義も行う。
　2015年より、札幌市民カレッジ〜札幌市生涯学習センター「ちえりあ」市民講座「プロから学ぶジャズ入門」の講師をつとめる。ライブ演奏やその場のリクエストを絡めた具体的でわかりやすいジャズの講義は、初心者にも満足度の高い市民講座のひとつとして人気がある。
　2020年、コロナ禍で演奏が制限される中、世界への感謝とエールを送るCD「We'll Be Together Again」を、自身が音楽リーダーであるハーフノートの出演者15名により制作。選曲から編曲、演奏、ライナーノーツ、カメラマン、プロデューサーをつとめる。
　2021年、上記ハーフノートメンバーによるコンサートをキタラ小ホールで開催、ピアニスト(&アコーディオン)と音楽＆舞台監督をとつとめ、会場を暖かい音と拍手で満たす。
　2022年、広島の原爆投下の被害を受けたピアノを弾く「被爆ピアノコンサート」で、高校生国連平和大使のみなさんと函館、旭川など道内５ヵ所ツアー。2025年、2度目の同コンサートで日本を代表するサックス奏者池田篤との共演で被爆ピアノを演奏。


ディスコグラフィー

■Make All My Dream Come True / 黒岩静枝（'83、松石和宏vib 参加）
■歌物語 / 杉尾聖二（'95、北海道の誇る演歌歌手）
■愛する時 / 嶋保子（'96、大好きなシャンソン歌手、シンセサイザーも弾いてます）
■Rock A Bye / 宮田あやこ（'98、全曲アレンジ、ピアノ担当）
■People / 黒岩静枝（'06 3曲参加）
■伝〜DEN,IT TELLS VOL.2/伝法諭('07 偉大なるベーシスト故伝法諭とのデュオ 4曲参加)
■XYZUNA（絆） / HARNESS（'07 コンピレーション・アルバム、ソロピアノでオリジナル曲演奏）
■Dream A Little Dream/宮田あやこ（'08 全曲ピアノと編曲）
　Half Note Webストアで購入可能
■「Driving Jazz Hokkaido」('09  北海道ゆかりのジャズピアニストのオリジナル曲集)

■We'll Be Together Again/Half Note Artists Collective
　（2020年、豊口健プロデュース、ピアノ、アコーディオン、編曲）


（クリック）

　
　Half Note Webストアで購入可能

■Remembering The Time/長沼発　
　（2021年、親友ギタリストのすばらしいCD、3曲ゲストで参加）
　
　
　Half Note Webストアで購入可能

.